雨の多い日々が続いていますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか
今年大学に入られた新入生の方々におきましては、暑くなったり寒くなったりの変化に惑われている方もいるかと存じ上げます
小生はそもそも着るものがないので服を選ぶまでもなく毎日同じ服を着続けております
さて、本年度におきましても、現代社会研究会による新入生歓迎会を明日行います
「現代社会研究会に入会したい」という方はもちろん、「入るサークルに迷っているので、現代社会研究会の雰囲気を知りたい」という方も参加歓迎です。
歓迎会では、サークル説明の後、屋外にてバーベキューを予定しております
もちろん新入生は無料ですので、安心してお越し頂ければと思います
●2010年度・新入会員歓迎会
〇日時
4月29日(木・休日)14時~
〇場所
キャンパスプラザB312(部室)
〇内容
(1)サークルの説明
(2)会員紹介
(3)懇親会(場所を移動してバーベキューを実施)
〇参加費
無料
部室は、生協書籍部と体育館の間にある「キャンパスプラザ」という薄汚いもとい立派な建物の3階にあります
ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください
サークル一同、皆様のご参加を待っています
※当サークルは「社会科学研究会」とは関係がありません
※ましてや中核や革マルとも関係はありません
【文責:平岡】
2010年4月28日水曜日
2010年4月23日金曜日
日を経る毎に暖かくなり、雨の多い日々が続いていますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか
【新歓学習会②】
また、講演会終了後、当サークル部室にて懇親会(新歓コンパ)を予定しております
ご都合がよろしいようでしたら、そちらの方も合わせてご参加をご検討ください
本企画は、講演会懇親会共に新入生は無料です
講演会に来たからといって、必ず当サークルに入会しなければならないという事もありません
途中入退出も自由ですので、どなた様もお気軽にお越しください
部室は、生協書籍部と体育館の間にある「キャンパスプラザ」という薄汚いもとい立派な建物の3階にあります
今年大学に入られた新入生の方々におきましては、毎日の授業に精を出され、アルバイトなどに励まれている方も多いと存じ上げます小生はアルバイトを考えつつも就職氷河期の昨今では職はないだろうと信じて何れ来る雪解けの日まで部屋で冬眠する事にしております
さて、本年度におきましても、現代社会研究会による新歓企画を行います
さて、本年度におきましても、現代社会研究会による新歓企画を行います
その第4弾として、今日4月23日、現代社会研究会の会員を交えた学習会を行います
当サークルのメインの活動である学習会ですので、サークルの雰囲気を感じ取ってもらえる良い機会になると思います。
ご友人をお誘いの上、ぜひお越しください
【新歓学習会②】
4月23日(木)18:30~
●「東アジア共同体構想」を問う
●「東アジア共同体構想」を問う
○講師=飯島聡
@キャンパスプラザB312(部室)
また、講演会終了後、当サークル部室にて懇親会(新歓コンパ)を予定しております
ご都合がよろしいようでしたら、そちらの方も合わせてご参加をご検討ください
本企画は、講演会懇親会共に新入生は無料です
講演会に来たからといって、必ず当サークルに入会しなければならないという事もありません
途中入退出も自由ですので、どなた様もお気軽にお越しください
部室は、生協書籍部と体育館の間にある「キャンパスプラザ」という薄汚いもとい立派な建物の3階にあります
ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください
【文責:平岡】
【文責:平岡】
2010年4月14日水曜日
2010年4月15日講演会のお知らせ
桜に若葉繁る季節となりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか
今年大学に入られた新入生の方々におきましては、大学の授業にも慣れ、将来を見据えて日々勉学に励まれていることと存じ上げます
小生は遅刻と自主休講に慣れ、春眠暁を覚えずを日々体現することに励む毎日であります
さて、本年度におきましても、現代社会研究会による新歓企画を行います
その第2弾として、明日4月15日、弁護士の萩尾健太氏をお迎えして沖縄の普天間基地問題についての講演会を開催いたします
ご友人をお誘いの上、ぜひお越しください
【新歓講演会②】
小生は遅刻と自主休講に慣れ、春眠暁を覚えずを日々体現することに励む毎日であります
さて、本年度におきましても、現代社会研究会による新歓企画を行います
その第2弾として、明日4月15日、弁護士の萩尾健太氏をお迎えして沖縄の普天間基地問題についての講演会を開催いたします
ご友人をお誘いの上、ぜひお越しください
【新歓講演会②】
4月15日(木)18:30~
●憲法で平和は守れるか?―普天間問題と日米安保のゆくえ
●憲法で平和は守れるか?―普天間問題と日米安保のゆくえ
○講師=萩尾健太氏(弁護士)
@5号館511教室
@5号館511教室
また、講演会終了後、当サークル部室にて、講師を交えての懇親会(新歓コンパ)を予定しております
ご都合がよろしいようでしたら、そちらの方も合わせてご参加をご検討ください
本企画は、講演会懇親会共に新入生は無料です
講演会に来たからといって、必ず当サークルに入会しなければならないという事もありません
途中入退出も自由ですので、どなた様もお気軽にお越しください
【文責:平岡】
2010年4月8日木曜日
2010年4月9日講演会のお知らせ
桜舞い散る季節となりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか
今年大学に入られた新入生の方々におきましては、初めての大学生活への期待と希望を胸に充実した日々を送られていることと存じ上げます
小生は来たる追試に怯えながら夏休みまでの日数を指折り数える毎日を送っております
さて、本年度におきましても、現代社会研究会による新歓企画を行います
その第一弾として、明日4月9日、元読売新聞記者の山口正紀氏をお迎えしてマスメディア論の講演会を開催いたします
ご友人をお誘いの上、ぜひお越しください
【新歓講演会①】
4月9日(金)18:30~
●現代のマスメディアを問う―民主党報道を切り口に
「大きな影響力を持つマスメディアは、昨年夏には政権交代をもたらしましたが、最近は一転して民主党批判の報道が目立っています。このように変化する民主党報道を切り口に、現代のマスメディアを問い、さらにはジャーナリズムのあり方について考えていきます。」(ビラ文章より)
○講師=山口正紀氏(元読売新聞記者)
@5号館511教室
また、講演会終了後、当サークル部室にて、講師を交えての懇親会(新歓コンパ)を予定しております
ご都合がよろしいようでしたら、そちらの方も合わせて参加をご検討ください
本企画は、講演会懇親会共に新入生は無料です
講演会に来たからといって、必ず当サークルに入会しなければならないという事もありません
途中入退出も自由ですので、どなた様もお気軽にお越しください
【文責:平岡】
今年大学に入られた新入生の方々におきましては、初めての大学生活への期待と希望を胸に充実した日々を送られていることと存じ上げます
小生は来たる追試に怯えながら夏休みまでの日数を指折り数える毎日を送っております
さて、本年度におきましても、現代社会研究会による新歓企画を行います
その第一弾として、明日4月9日、元読売新聞記者の山口正紀氏をお迎えしてマスメディア論の講演会を開催いたします
ご友人をお誘いの上、ぜひお越しください
【新歓講演会①】
4月9日(金)18:30~
●現代のマスメディアを問う―民主党報道を切り口に
「大きな影響力を持つマスメディアは、昨年夏には政権交代をもたらしましたが、最近は一転して民主党批判の報道が目立っています。このように変化する民主党報道を切り口に、現代のマスメディアを問い、さらにはジャーナリズムのあり方について考えていきます。」(ビラ文章より)
○講師=山口正紀氏(元読売新聞記者)
@5号館511教室
また、講演会終了後、当サークル部室にて、講師を交えての懇親会(新歓コンパ)を予定しております
ご都合がよろしいようでしたら、そちらの方も合わせて参加をご検討ください
本企画は、講演会懇親会共に新入生は無料です
講演会に来たからといって、必ず当サークルに入会しなければならないという事もありません
途中入退出も自由ですので、どなた様もお気軽にお越しください
【文責:平岡】
2009年12月17日木曜日
2009年12月18日の読書会のお知らせ
【日時】12月18日(金)18:30~(今年の最後の集まりです)
【場所】キャンパスプラザB312(部室)
【内容】『空想から科学へ』(著者=エンゲルス)のうち、以下の章を扱います。
▽第3章(討論のみ行います。)
▽1892年の英語版の序文(報告を受けて討論します。)
※各自で本を入手の上、当日までに該当箇所を読んできて下さい。
※入手する本は、どの出版社のものでも構いません(岩波文庫版、新日本出版社版、国民文庫版などがあります)。
【場所】キャンパスプラザB312(部室)
【内容】『空想から科学へ』(著者=エンゲルス)のうち、以下の章を扱います。
▽第3章(討論のみ行います。)
▽1892年の英語版の序文(報告を受けて討論します。)
※各自で本を入手の上、当日までに該当箇所を読んできて下さい。
※入手する本は、どの出版社のものでも構いません(岩波文庫版、新日本出版社版、国民文庫版などがあります)。
2009年12月9日水曜日
2009年12月11日の読書会のお知らせ
2009年12月11日の読書会のお知らせ
【日時】12月11日(金)18:30~
【場所】キャンパスプラザB312(部室)
【テキスト】『空想から科学へ』(著者:F.エンゲルス)
【内容】『空想から科学へ』の以下の章を扱います。
▽第2章(討論のみ行います)
▽第3章(報告を受けて討論します)
※各自で本を入手の上、当日までに該当箇所を読んできて下さい。
※入手する本は、どの出版社のものでも構いません(岩波文庫版、新日本出版社版、国民文庫版などがあります)。
【以上】
【日時】12月11日(金)18:30~
【場所】キャンパスプラザB312(部室)
【テキスト】『空想から科学へ』(著者:F.エンゲルス)
【内容】『空想から科学へ』の以下の章を扱います。
▽第2章(討論のみ行います)
▽第3章(報告を受けて討論します)
※各自で本を入手の上、当日までに該当箇所を読んできて下さい。
※入手する本は、どの出版社のものでも構いません(岩波文庫版、新日本出版社版、国民文庫版などがあります)。
【以上】
2009年11月28日土曜日
2009年12月4日の読書会のお誘い
東京大学現代社会研究会の読者会のお知らせ
【日時】12月4日(金)18:30~
【場所】キャンパスプラザB312(部室)
【テキスト】『空想から科学へ』(著者=エンゲルス)
第1章(「空想的社会主義」)+第2章(「弁証法的唯物論」)。
※テキストは、どの出版社のものでも構いません(岩波文庫版、新日本出版社版、国民文庫版等)。
※テキストの序文のうち、1892年の英語版の序文については、最終回で扱う予定。
「マルクスのよき協同者であったエンゲルス(1820~95)の大著『反ディーリング論』から3章を抜粋して編まれた小冊本。19世紀の空想的社会主義の紹介と批判、弁証法的唯物論の成立の歴史、資本主義の発達のうちに科学的社会主義が到来する必然性がやさしく説かれる。発表当時から社会主義理論の入門書として最も多く読まれている。」(岩波文庫版より)
【日時】12月4日(金)18:30~
【場所】キャンパスプラザB312(部室)
【テキスト】『空想から科学へ』(著者=エンゲルス)
第1章(「空想的社会主義」)+第2章(「弁証法的唯物論」)。
※テキストは、どの出版社のものでも構いません(岩波文庫版、新日本出版社版、国民文庫版等)。
※テキストの序文のうち、1892年の英語版の序文については、最終回で扱う予定。
「マルクスのよき協同者であったエンゲルス(1820~95)の大著『反ディーリング論』から3章を抜粋して編まれた小冊本。19世紀の空想的社会主義の紹介と批判、弁証法的唯物論の成立の歴史、資本主義の発達のうちに科学的社会主義が到来する必然性がやさしく説かれる。発表当時から社会主義理論の入門書として最も多く読まれている。」(岩波文庫版より)
2009年11月19日木曜日
2009年駒場祭の企画のお誘い
改憲問題×政権交代
―弁護士がみる日本の今日(きょう)と明日(あす)、そして未来―
【講演者】坂本 修(さかもと おさむ)さん(弁護士)
1932年秋田県能代市生まれ。1959年弁護士となる。メーデー事件、三井三池争議、日立製作所思想差別解雇事件、芝信用金庫女性昇格差別事件、NTT11万人リストラ「合理化」配転事件など多数の事件を担当。2003年10月より2006年10月まで自由法曹団団長。憲法問題での講演活動で全国を行脚。
【日時】11月23日(月・祝)(駒場祭3日目)午後2時~
【場所】11号館1101教室 にて開催
【主な内容】
<国民投票法>
2007年5月、参議院で国民投票法が可決され、2010年5月に施行される見通しになりました。この法律は、問題点が多く含まれているとの指摘がある法律です。また、この法案の多くの部分は、改憲派である自民党、公明党と民主党の協議によって作られました。この法律の問題点とは何なのか、自公両党と民主党の狙いは何なのか、この時期に成立した意味は何なのか。
<改憲問題>
日本国憲法第9条には、一切の軍事力の保持の禁止が明記されています。反面、自衛隊が存在しています。北朝鮮や、ソマリア沖の海賊、中国の軍備拡張などの脅威の増大、あるいはアフガニスタンなど海外での平和維持活動への国際的な期待に対応するため、今、国会の場において、憲法9条の改定が議論されています。その一方で、憲法9条を守り、自衛隊を解体すべきだという人もいます。改憲派である自民党や民主党が持つ大多数の議席や、国民投票法(上記参照)の成立を背景に、憲法改定の国民投票の実施が現実味を帯びてきました。その時、私たちは1票を賛成反対のどちらに入れるべきなのか。
<衆議院の比例定数削減>
民主党のマニフェストの中に、比例定数の削減が明記されています。現在、衆議院の総選挙における議席の定数は、比例区180、小選挙区300ですが、民主党政権は比例区の定数を100にまで削減しようとしています。国会議員の削減による国会経費削減を民主党は理由に挙げていますが、単純な比例定数の削減は、少数政党の議席の消滅をもたらす可能性があります。また、死票が多く民意が反映されにくい小選挙区の比重が増加することにより、一票の格差の拡大が懸念されます。―――私たちの1票は、きちんと政治に反映されるべきではないでしょうか。
(以上、現社研のビラより引用)
―弁護士がみる日本の今日(きょう)と明日(あす)、そして未来―
【講演者】坂本 修(さかもと おさむ)さん(弁護士)
1932年秋田県能代市生まれ。1959年弁護士となる。メーデー事件、三井三池争議、日立製作所思想差別解雇事件、芝信用金庫女性昇格差別事件、NTT11万人リストラ「合理化」配転事件など多数の事件を担当。2003年10月より2006年10月まで自由法曹団団長。憲法問題での講演活動で全国を行脚。
【日時】11月23日(月・祝)(駒場祭3日目)午後2時~
【場所】11号館1101教室 にて開催
【主な内容】
<国民投票法>
2007年5月、参議院で国民投票法が可決され、2010年5月に施行される見通しになりました。この法律は、問題点が多く含まれているとの指摘がある法律です。また、この法案の多くの部分は、改憲派である自民党、公明党と民主党の協議によって作られました。この法律の問題点とは何なのか、自公両党と民主党の狙いは何なのか、この時期に成立した意味は何なのか。
<改憲問題>
日本国憲法第9条には、一切の軍事力の保持の禁止が明記されています。反面、自衛隊が存在しています。北朝鮮や、ソマリア沖の海賊、中国の軍備拡張などの脅威の増大、あるいはアフガニスタンなど海外での平和維持活動への国際的な期待に対応するため、今、国会の場において、憲法9条の改定が議論されています。その一方で、憲法9条を守り、自衛隊を解体すべきだという人もいます。改憲派である自民党や民主党が持つ大多数の議席や、国民投票法(上記参照)の成立を背景に、憲法改定の国民投票の実施が現実味を帯びてきました。その時、私たちは1票を賛成反対のどちらに入れるべきなのか。
<衆議院の比例定数削減>
民主党のマニフェストの中に、比例定数の削減が明記されています。現在、衆議院の総選挙における議席の定数は、比例区180、小選挙区300ですが、民主党政権は比例区の定数を100にまで削減しようとしています。国会議員の削減による国会経費削減を民主党は理由に挙げていますが、単純な比例定数の削減は、少数政党の議席の消滅をもたらす可能性があります。また、死票が多く民意が反映されにくい小選挙区の比重が増加することにより、一票の格差の拡大が懸念されます。―――私たちの1票は、きちんと政治に反映されるべきではないでしょうか。
(以上、現社研のビラより引用)
2009年11月7日土曜日
11月6日(金曜日)の学習会を終えて
衆議院の比例定数削減はなにを意味するのか?
当日は、弁護士の坂本修氏著の『衆議院 比例定数削減とは何か』(新協出版社)の学習会をおこなった。発行が2009年10月24日であり、政権交代後の動向を見据えるうえで、時機を得たブックレットである。
現在、政権についた民主党は、衆議院の比例代表定数を現在の480議席から80議席を減らそうと考えている。
しかし、坂本氏は「〔比例定数削減した場合〕、今回の各党の比例での得票率で推計すれば『二大政党』が69%前後の得票で92%前後の議席を独占、その他の党は合計得票率31%前後で議席占有率はわずかに8%、日本共産党は4議席、社民党は比例ではゼロ」となるだろうと予測する。
つまり、比例定数を削減すればするほど、「死票の山」がどんどん増えるわけである。
坂本氏の言葉を借りれば、「虚構の多数」議席と「虚構の少数」議席の出現という事態となる。たとえば、スウェーデン型の完全比例代表制を参考にすれば、
★「虚構の議席数」の場合(今回の総選挙の結果)
民主党308/自民党119/公明党21/共産党9/社民党7/みんな5/国民新党3
★「本来の議席数」の場合(完全比例代表制・スウェーデン型)
民主党204/自民党128/公明党55/共産党34/社民党21/みんな21/国民新党8
という数字が弾きだされるという。
以上の結果から、比例定数を削減することは、「民意と議席の“ねじれ”」が生じることを意味する。そればかりではない。憲法上の問題も生じる。すなわち、「基本的人権である平等な参政権(投票権)の重大な侵害」である。「前文」にもある憲法の三大原理のひとつである「基本的人権」は大きく四つに分かれる。そのなかのひとつに「参政権」がある(そのほかは、国務請求権・社会権・自由権)。
いうまでもなく、「参政権」とは、国民の国政に参加する権利をいう。選挙権、被選挙権、国民投票や国民審査で投票する権利などを指し、憲法第15条と、「前文」の「正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、」と、明記されている。坂本氏は上述の「本来の議席数」こそが、憲法前文の精神と憲法15条に則(のっと)ったものだといえる。
しかし、「比例定数を削減したら、一票の価値の格差はさらに極端になってしまうことは必至である。このことは、基本的人権の重大な侵害があり、憲法と民主主義に反する市民的常識からいってもあまりにも不公正かつ不合理である」との指弾する。
かつて、衆議院選挙制度は1947年以来、一選挙区定数3~5の中選挙区の、坂本氏がいうところの「準比例代表制」であった。しかし、15年前に選挙法が改正された。当時、「改正」派は、「カネのかからない政治のための改革」・「政権交代で国民の意思が反映する政治」などのスローガンを掲げ、小選挙区250、比例250の並立制で、比例で少数政党支持など多様な民意を反映できる制度だとして提案し、「非自民」の細川護煕内閣の高支持率という背景にして、マスコミを全面的に取りこんで、その批判者を「守旧派」とする大キャンペーンを展開したうえで、「改正」を成し遂げようとした。一言で言えば、選挙制度の改正が、金権腐敗政治がなくなる「決め手」だとされたのである。
たしかに、3議席の中選挙区の場合には、自民党2議席/社会党1議席と想定した場合、その2議席を巡って、自民党候補同士の熾烈なバラマキ選挙がおこなわれて、自民党内の派閥争いが生じていたからという事情もあった。しかし、それは単に自民党内の事情である。政治資金の規制をおこなえば済むことである。
坂本氏は、「〔当時は、〕政治腐敗防止のための『政治改革』賛成は、50%を超えていましたが、選挙制度を変える(変えた方がいい)とするのは2割に達しなかった」と指摘する。しかし、現実には、「金権腐敗政治からの脱却」がいつの間にか「選挙制度の改革」へとすりかわってしまった。
そこで、細川護煕内閣の与党であった社会党の参議院議員の一部(17名が反対、ほかに欠席・棄権3名)が反造することとなる。つまり、1994年1月21日、参議院で12票差で否決参議院では12票差で政治改革関連四法案は否決されたのである。しかし、そこで、坂本氏のいう「ルール違反のドンデン返し」がおきる。細川護煕首相・河野洋平自民党総裁によるトップ会談が行われ、「密室談合」での「総・総協定」が成立し、議会制民主主義のルールに反する違憲、違法のやり方であった。坂本氏はこれを「“立法クーデター”というべき暴挙」と名づける。
ならば、坂本氏はどのような選挙制度が好ましいと考えているのか。坂本氏は「国民にとって、不幸な状態をただすにためには、憲法に反し、議会制民主主義に反する現行の小選挙区制を民意を可能な限り正しく反映する制度に改善すべきなのです。それこそが国民のための眞の政治改革であり、憲法をこの国に活かすことなのです」と述べる。具体的な例を挙げれば、「①11ブロック単位比例体表制)②政党助成金制度の廃止・企業献金の禁止。ただし、ブロック別ではない完全比例代表制、定数格差是正をきちんとしたうえでの5議席前後の中選挙区制もありうる」としている。
また、「政党助成法」にも批判の目を向ける。すなわち、政党助成金の正体を、「政党『劣化』の麻薬」だと坂本氏は喝破する。現在、約320億円の「カネ」が政党助成金として、日本共産党を除く各政党に流し込まれている(内訳は、2007年度で自民党約157億円、民主党118億円、公明党27億円、社民党9億円)。
坂本氏はいう。「有権者、つまり国民から離れて、カネを国から渡されて生きている政党は、政党本来の役割を果たす基礎的な『体力』や“志”を失い、その行き着く先が『国定政党』・『国策政党』になる危険がある」。それは、「政党は、主権者である国民のさまざまな要求・権利の実現をめざして、その目的実現のために自由に組織し、国民とともに自由闊達に活動できる存在でなければならない」。具体的には、「結社の自由」(憲法第二一条第一項)にも関連してくる事柄でもある。
さらに、財界の影響力にも目を向ける必要がある。つまり、温存された企業献金の存在である。政治資金規正法の「改正」も、「個人の献金はダメだけれども、政党本部や政党支部ならよい」というものであり、「制度設計そのものが尻抜け」だと坂本氏は指摘する。
このことは、「カネ」で政党を操るということを意味している。詳しくは、日本経団連「わが国の基本問題を考える ~これからの日本を展望して~」(当ブログの10月22日付の書き込みをお読みください)を参照されたいが、財界は憲法第九条第2項と第96条(憲法の改正)の改正を明確に主張している。
坂本氏によると、「労働のルールを破壊し、大もうけをし、その一方で特権的減税をさせて手に入れた『カネ』で政治を操る。07年度の財界大企業の自民党への『表』の献金は29億円、民主党へのそれは8300万円」である。そのような事態は、日本経団連の、改憲に向けた提言から鑑みれば、まさしく「カネ」で「憲法を買う」ことを意味するのではないだろうか。
【文責:飯島】
当日は、弁護士の坂本修氏著の『衆議院 比例定数削減とは何か』(新協出版社)の学習会をおこなった。発行が2009年10月24日であり、政権交代後の動向を見据えるうえで、時機を得たブックレットである。
現在、政権についた民主党は、衆議院の比例代表定数を現在の480議席から80議席を減らそうと考えている。
しかし、坂本氏は「〔比例定数削減した場合〕、今回の各党の比例での得票率で推計すれば『二大政党』が69%前後の得票で92%前後の議席を独占、その他の党は合計得票率31%前後で議席占有率はわずかに8%、日本共産党は4議席、社民党は比例ではゼロ」となるだろうと予測する。
つまり、比例定数を削減すればするほど、「死票の山」がどんどん増えるわけである。
坂本氏の言葉を借りれば、「虚構の多数」議席と「虚構の少数」議席の出現という事態となる。たとえば、スウェーデン型の完全比例代表制を参考にすれば、
★「虚構の議席数」の場合(今回の総選挙の結果)
民主党308/自民党119/公明党21/共産党9/社民党7/みんな5/国民新党3
★「本来の議席数」の場合(完全比例代表制・スウェーデン型)
民主党204/自民党128/公明党55/共産党34/社民党21/みんな21/国民新党8
という数字が弾きだされるという。
以上の結果から、比例定数を削減することは、「民意と議席の“ねじれ”」が生じることを意味する。そればかりではない。憲法上の問題も生じる。すなわち、「基本的人権である平等な参政権(投票権)の重大な侵害」である。「前文」にもある憲法の三大原理のひとつである「基本的人権」は大きく四つに分かれる。そのなかのひとつに「参政権」がある(そのほかは、国務請求権・社会権・自由権)。
いうまでもなく、「参政権」とは、国民の国政に参加する権利をいう。選挙権、被選挙権、国民投票や国民審査で投票する権利などを指し、憲法第15条と、「前文」の「正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、」と、明記されている。坂本氏は上述の「本来の議席数」こそが、憲法前文の精神と憲法15条に則(のっと)ったものだといえる。
しかし、「比例定数を削減したら、一票の価値の格差はさらに極端になってしまうことは必至である。このことは、基本的人権の重大な侵害があり、憲法と民主主義に反する市民的常識からいってもあまりにも不公正かつ不合理である」との指弾する。
かつて、衆議院選挙制度は1947年以来、一選挙区定数3~5の中選挙区の、坂本氏がいうところの「準比例代表制」であった。しかし、15年前に選挙法が改正された。当時、「改正」派は、「カネのかからない政治のための改革」・「政権交代で国民の意思が反映する政治」などのスローガンを掲げ、小選挙区250、比例250の並立制で、比例で少数政党支持など多様な民意を反映できる制度だとして提案し、「非自民」の細川護煕内閣の高支持率という背景にして、マスコミを全面的に取りこんで、その批判者を「守旧派」とする大キャンペーンを展開したうえで、「改正」を成し遂げようとした。一言で言えば、選挙制度の改正が、金権腐敗政治がなくなる「決め手」だとされたのである。
たしかに、3議席の中選挙区の場合には、自民党2議席/社会党1議席と想定した場合、その2議席を巡って、自民党候補同士の熾烈なバラマキ選挙がおこなわれて、自民党内の派閥争いが生じていたからという事情もあった。しかし、それは単に自民党内の事情である。政治資金の規制をおこなえば済むことである。
坂本氏は、「〔当時は、〕政治腐敗防止のための『政治改革』賛成は、50%を超えていましたが、選挙制度を変える(変えた方がいい)とするのは2割に達しなかった」と指摘する。しかし、現実には、「金権腐敗政治からの脱却」がいつの間にか「選挙制度の改革」へとすりかわってしまった。
そこで、細川護煕内閣の与党であった社会党の参議院議員の一部(17名が反対、ほかに欠席・棄権3名)が反造することとなる。つまり、1994年1月21日、参議院で12票差で否決参議院では12票差で政治改革関連四法案は否決されたのである。しかし、そこで、坂本氏のいう「ルール違反のドンデン返し」がおきる。細川護煕首相・河野洋平自民党総裁によるトップ会談が行われ、「密室談合」での「総・総協定」が成立し、議会制民主主義のルールに反する違憲、違法のやり方であった。坂本氏はこれを「“立法クーデター”というべき暴挙」と名づける。
ならば、坂本氏はどのような選挙制度が好ましいと考えているのか。坂本氏は「国民にとって、不幸な状態をただすにためには、憲法に反し、議会制民主主義に反する現行の小選挙区制を民意を可能な限り正しく反映する制度に改善すべきなのです。それこそが国民のための眞の政治改革であり、憲法をこの国に活かすことなのです」と述べる。具体的な例を挙げれば、「①11ブロック単位比例体表制)②政党助成金制度の廃止・企業献金の禁止。ただし、ブロック別ではない完全比例代表制、定数格差是正をきちんとしたうえでの5議席前後の中選挙区制もありうる」としている。
また、「政党助成法」にも批判の目を向ける。すなわち、政党助成金の正体を、「政党『劣化』の麻薬」だと坂本氏は喝破する。現在、約320億円の「カネ」が政党助成金として、日本共産党を除く各政党に流し込まれている(内訳は、2007年度で自民党約157億円、民主党118億円、公明党27億円、社民党9億円)。
坂本氏はいう。「有権者、つまり国民から離れて、カネを国から渡されて生きている政党は、政党本来の役割を果たす基礎的な『体力』や“志”を失い、その行き着く先が『国定政党』・『国策政党』になる危険がある」。それは、「政党は、主権者である国民のさまざまな要求・権利の実現をめざして、その目的実現のために自由に組織し、国民とともに自由闊達に活動できる存在でなければならない」。具体的には、「結社の自由」(憲法第二一条第一項)にも関連してくる事柄でもある。
さらに、財界の影響力にも目を向ける必要がある。つまり、温存された企業献金の存在である。政治資金規正法の「改正」も、「個人の献金はダメだけれども、政党本部や政党支部ならよい」というものであり、「制度設計そのものが尻抜け」だと坂本氏は指摘する。
このことは、「カネ」で政党を操るということを意味している。詳しくは、日本経団連「わが国の基本問題を考える ~これからの日本を展望して~」(当ブログの10月22日付の書き込みをお読みください)を参照されたいが、財界は憲法第九条第2項と第96条(憲法の改正)の改正を明確に主張している。
坂本氏によると、「労働のルールを破壊し、大もうけをし、その一方で特権的減税をさせて手に入れた『カネ』で政治を操る。07年度の財界大企業の自民党への『表』の献金は29億円、民主党へのそれは8300万円」である。そのような事態は、日本経団連の、改憲に向けた提言から鑑みれば、まさしく「カネ」で「憲法を買う」ことを意味するのではないだろうか。
【文責:飯島】
2009年11月1日日曜日
2009年11月6日(金曜日)の学習会のお知らせ
★日時11月6日(金)18:30~
★場所キャンパスプラザB312(部室)
★内容『衆議院 比例定数削減とは何か ―あなたの一票が生きる時代に』(坂本修著 2009年10月24日)をテキストに使用した学習会
★使用テキストについて(目次)
(1)比例定数削減の実態とその重大な結果ー事実にもとづく検証
(2)現行選挙区制の15年ー民意の歪曲、民意の切り捨て
(3)(改憲)策動が動き出す危険を直視する
(4)展望をどこにみるかー私たちは勝利できる
(5)私たちで決めよう
★アピール(文責:飯島)
15年前に、中選挙区制から現行の小選挙区・比例代併立制へと選挙制度がかわりました。「比例での復活当選はおかしい」と思っている人もいるかもしれませんが、大量の「死票」を生み出す小選挙区制にそもそもの問題があると考えます。民主党は、衆議院の総定数(480議席)のうち、比例代表を80議席減らして、総定数を400議席にしようとしています。そうなった場合、小規模な政党は軒並み議席を減らし、「少数意見の尊重」が守られなくなります。まさに民意の切捨てだと考えます。この問題点を参加者みんなで議論したいと思います。わたしたち現代社会研究会は、インカレのサークルです。比例定数削減賛成派の方もぜひ議論に加わっていただければありがたいです。
★場所キャンパスプラザB312(部室)
★内容『衆議院 比例定数削減とは何か ―あなたの一票が生きる時代に』(坂本修著 2009年10月24日)をテキストに使用した学習会
★使用テキストについて(目次)
(1)比例定数削減の実態とその重大な結果ー事実にもとづく検証
(2)現行選挙区制の15年ー民意の歪曲、民意の切り捨て
(3)(改憲)策動が動き出す危険を直視する
(4)展望をどこにみるかー私たちは勝利できる
(5)私たちで決めよう
★アピール(文責:飯島)
15年前に、中選挙区制から現行の小選挙区・比例代併立制へと選挙制度がかわりました。「比例での復活当選はおかしい」と思っている人もいるかもしれませんが、大量の「死票」を生み出す小選挙区制にそもそもの問題があると考えます。民主党は、衆議院の総定数(480議席)のうち、比例代表を80議席減らして、総定数を400議席にしようとしています。そうなった場合、小規模な政党は軒並み議席を減らし、「少数意見の尊重」が守られなくなります。まさに民意の切捨てだと考えます。この問題点を参加者みんなで議論したいと思います。わたしたち現代社会研究会は、インカレのサークルです。比例定数削減賛成派の方もぜひ議論に加わっていただければありがたいです。
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