2012年5月28日月曜日

次回の読書会は6月1日(金曜日)です


東大現代社会研究会(現社研)の皆さん、5月23日の学習会はお疲れ様でした。テーマは「EU(欧州連合)について検討する」でしたが、経済的側面からの考察と、政治的側面からの考察というかたちで、EUの現在(いま)を多面的に検証することができたと思います。報告者のお二人、お疲れ様でした。素晴らしい報告だったと思います。以下で、報告者のレジュメなどを参考に簡単なまとめを試みます。

EUの歩みは、どちらかといえば経済的な統合(市場統合)を優先し、政治的な統合を後回しにしてきた感があります。言うまでもなく、欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)を起源とすることからも、ヨーロッパ諸国(特にフランスとドイツ)の資源ナショナリズムをいかに抑制していくのかという問題意識がEU当事者の姿勢から伺えます。その点ではEUは当初の目的を達したといえるかもしれません。ただし、EU自身によるEU内外の経済途上地域に対する「新植民地主義」(形式的には主権を尊重しながらも,実質的には経済的搾取を維持・強化する支配体系)の存在を指摘する声もありますが。

しかし、ここにきて、政治的な統合の遅れが問題化しているのではないでしょうか。「人、物、資本」の移動の自由を優先させてきた結果、出身国や言語などに対する帰属意識の高まりが、たとえばフランスの極右政党・国民戦線の躍進などとして表面化しているのでしょう。この点に関して、当日の学習会の場では、具体的に移民政策などに象徴される諸問題を取り上げて議論しました。キリスト教圏のヨーロッパにイスラム系移民の大量流入が宗教上の確執を生むと同時に、「職を移民に奪われるのではないか」という経済面での危機感や不満をも生んでいます。

また、EUは、運営上の手続きにおける民主的な公正さやEUを構成する国家の主体性などについて再検討する必要に迫られています。にもかかわらず、「EUに加盟したい国家が後を絶たないのはなぜか?」という問いが成り立つように、EUは今後も地理的にも膨張し続けていくことが予想されます。その行き着く先はどこか。この点に関して、当日の学習会では、具体例として、トルコのEU加盟の動きの問題点を取り上げて議論をしました。政治面では政教分離を伝統としながらも多くのイスラム教徒を抱え、人口が7000万人に及び(ちなみに、ドイツは8000万人、フランス・イギリス6000万人、イタリア5800万人)、農業人口が相対的に高い(29% なおEU平均は10%)トルコがEUに加盟することは、それ自体、EUにとって一つの“挑戦”と言えるかもしれません。

総じていえば、いまEUは、近代以来の<国民国家>を脱却して、欧州全体の超国家的な(国家という枠組みを超えた)統合へと乗り出すという、未知の領域あるいは壮大な実験へと歩み出しているといえるでしょう。EUのこれまでの歩みを肯定した場合であっても、政治的な統合に至るにはまだまだ様々な修正・改善が必要であり、前途は多難であるという点では一致するところでしょう。リーマンショックやギリシャ財政危機などの経済危機に見舞われているEUですが、たとえそれらを克服できたとしても、将来的に周期的に不況が襲ってくることが予想されるのであり、今後のEUがそれらのリスクに耐えうるのか。今後のEUの動向にも注目していきたいですね。

さて、5月のお題は「国際関係」ですが、そのお題に沿ったかたちで、次回はイマニュエル・カントの『永遠平和のために』をテキストに選び読書会をおこないます。以下が詳細です(なお、5月のお題「国際関係」は最後となります。次々会からは6月のお題である「国内政治」へと移ります)。「読書会」では、参加者はあらかじめ指定された文献(ここでは、カントの『永遠平和のために』)を事前に読んできたうえで、参加に臨みます。その点で、与えられたテーマに従って報告者が様々な文献・資料を調べて報告する形式の「学習会」とは異なります。指定文献については、書店もしくは図書館で事前に入手してください。なお、当日は、報告者が要約レジュメを作成・報告し、その後に参加者みんなで議論します。ただし、諸事情により、指定文献を読むことができなかった場合にも参加はもちろん可能です。奮っての参加をよろしくお願いいたします。

なお、カントの『永遠平和のために』はおおよそ次のような内容です。すなわち、世界の恒久的平和はいかにもたらされるべきか。常備軍の全廃、諸国家の民主化、国際連合の創設などの具体的な提起を行い、人類の最高善=永遠平和の実現をめざすなどです。平和論の古典といえるでしょう。
 

〇指定文献:カント『永遠平和のために』
※岩波文庫版(宇都宮芳明訳)、光文社古典新訳文庫(中山元訳)、総合社版(池内紀訳)など、翻訳は多数あります。
日時:6月1日()18:30〜
場所:キャンパスプラザB312(現社研の部室 キャンパスプラザB棟3階)

〇参加費:無料(ただし、指定文献を購入する場合には書籍代は自己負担となります)
 
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 4月の新入生歓迎イベントは終了しましたが、引き続き新入会員を募集しております。一年生の方や、初めてこのブログを読んで関心を持った方など、ご自由にご参加ください。当サークルの日頃の活動の雰囲気を知りたいという方の飛び入り参加も大歓迎です。事前の登録等も必要ありません。途中入退出も自由です。お気軽に、部室にお越しください。なお、部室の場所がわからない場合には現社研のホームページ上にある連絡先にメールをしていただきますよう、お願いします。

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【文責:飯島】

2012年5月17日木曜日

次回の学習会は5月23日水曜日です


東大現代社会研究会(現社研)の皆さん、5月15日の学習会はお疲れ様でした。

テーマは「ロシア情勢を読み解く」でしたが、ソ連崩壊以後のエリツィン・プーチン時代の20年間の政治的な動きを追い、「民主化以後」のロシア連邦議会制度やいわゆる「三権分立」が機能しているかどうかを検討しました。さらに、「スーパー大統領制」と呼ばれるほどの強大な権力を持つ大統領制の功罪や、豊富に保有する石油・天然ガスの価格高騰の恩恵に依存し「オリガルヒ」(新興財閥)が台頭するなどの国内での経済情勢、プーチンのパーソナリティや政治的手腕、そしてCIS(独立国家共同体)などに対する軍事的・政治的介入などなど、多分野にわたり活発な議論をおこなうことができたと思います。1990年代の経済的混乱・危機を乗り越えてBRICsを構成するまでに経済発展を遂げているロシアの経済の下で、健全な市民社会が形成されているのか? 今後もロシア情勢に注視していきたいですね。

さて、5月のお題は「国際関係」ですが、そのお題に沿ったかたちで、次回は「EU(欧州連合)について検討する」として学習会をおこないます。以下が詳細です。学習会では、与えられたテーマ(今回は「EU(欧州連合)について検討する」です)に従って、報告者が様々な文献・資料を調べて、報告する形式をとります。そのため、読書会形式と異なり、参加者はあらかじめ指定された文献を事前に読んでくる必要はありません。なお、当日は報告者を二人立てて、「EUの経済的側面」「EUの政治的側面」についてそれぞれ報告をおこない、その後参加者みんなで議論します。奮っての参加をお願いします。


〇テーマ:「EU(欧州連合)について検討する」
日時:5月23日()18:30〜
場所:キャンパスプラザB312
(現社研の部室 キャンパスプラザB棟3階)

〇参加費:無料


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 4月の新入生歓迎イベントは終了しましたが、引き続き新入会員を募集しております。一年生の方や、初めてこのブログを読んで関心を持った方など、ご自由にご参加ください。当サークルの日頃の活動の雰囲気を知りたいという方の飛び入り参加も大歓迎です。事前の登録等も必要ありません。途中入退出も自由です。お気軽に、部室にお越しください。なお、部室の場所がわからない場合には現社研のホームページ上にある連絡先にメールをしていただきますよう、お願いします。

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【文責:飯島】

2012年5月11日金曜日

次回の学習会は5月15日火曜日です

 東大現代社会研究会(現社研)の皆さん、5月9日の学習会はお疲れ様でした。テーマは「日中関係について検討する」でしたが、中国の領土問題、尖閣諸島問題から中国国内の経済にかかわる問題など、多岐にわたり、議論も活発におこなうことができたと思います。

さて、5月のお題は「国際関係」です。そのお題に沿ったかたちで、次回は「ロシア情勢を読み解く」として学習会をおこないます。以下が詳細です。学習会では、与えられたテーマ(今回は「ロシア情勢」です)に従って、報告者が様々な文献・資料を調べて、報告する形式をとります。そのため、読書会形式と異なり、参加者はあらかじめ指定された文献を事前に読んでくる必要はありません。なお、当日は報告者が報告をおこない、その後参加者みんなで議論します。奮っての参加をお願いします。
 

〇テーマ:「ロシア情勢を読み解く」

日時:5月15日()18:30~

場所:キャンパスプラザB312(現社研の部室 キャンパスプラザB棟3階)

参加費:無料



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 4月の新入生歓迎イベントは終了しましたが、引き続き新入会員を募集しております。一年生の方や、初めてこのブログを読んで関心を持った方など、ご自由にご参加ください。当サークルの日頃の活動の雰囲気を知りたいという方の飛び入り参加も大歓迎です。事前の登録等も必要ありません。途中入退出も自由です。お気軽に、部室にお越しください。なお、部室の場所がわからない場合には現社研のホームページ上にある連絡先にメールをしていただきますよう、お願いします。

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【文責 飯島】

2012年5月6日日曜日

次回の学習会は5月9日(水曜日)です。


東大現代社会研究会(現社研)の皆さん、4月の新入生歓迎イベントはお疲れ様でした。パンフレット作成から、ビラまき、イベント準備、イベント本番そして懇親会など、盛りだくさんでしたね。

さて、5月に入り、現社研は平常どおりの活動に戻ります。お互いにさらに切磋琢磨していきましょう。

5月のお題は「国際関係」です。次回は、そのお題に沿ったかたちで、「日中関係について検討する」として学習会をおこないます。下記が詳細になります。学習会では、与えられたテーマ(今回は「日中関係」です)に従って、報告者が様々な文献・資料を調べて、報告する形式をとります。そのため、読書会形式と異なり、参加者はあらかじめ指定された文献を事前に読んでくる必要はありません。当日は報告者二人がそれぞれ「政治・軍事面」「経済面」とを報告して、参加者みんなで議論します。奮っての参加をお願いします。

                     記

〇テーマ:「日中関係について検討する」

日時:5月9日()18:30~

場所:キャンパスプラザB312(現社研部室)
     (キャンパスプラザB棟 3階)
  
  
参加費:無料
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 4月の新入生歓迎イベントは終了しましたが、引き続き新入会員を募集しております。一年生の方や、初めてこのブログを読んで関心を持った方など、ご自由にご参加ください。当サークルの日頃の活動の雰囲気を知りたいという方の飛び入り参加も大歓迎です。事前の登録等も必要ありません。途中入退出も自由です。お気軽に、部室にお越しください。なお、部室の場所がわからない場合には、現社研のホームページにあります連絡先にメールをお願いいたします。
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【文責:飯島】

2011年11月15日火曜日

次回の公開学習会は11月18日(金)です

 現社研の皆さん、こんにちは。先日の11月4日に開催された駒場祭プレ企画の第一回の公開学習会では、お疲れさまでした。  

 さて、11月18日(金)には駒場祭プレ企画である、第二回の公開学習会が開かれます。奮っての参加をお願いします。

〜〜〜原発大国へ変貌した被爆国
         公開学習会②〜〜〜
  

  ●場所 : 駒場キャンパス5号館516教室
  


  ●日時 : 11月18日() 
     18:30~21:00
   
   ●参加費 : 無料
  

  ●内容紹介:
 ≪被爆国として、広範な反核運動が展開された日本が、なぜ54基もの原発を抱える原発大国へ変貌してしまったのか。日本において原発が<受容>されていった歴史とメカニズムを解明し、これからの展望を考える。

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 一年生の方や、初めてこのブログを読んで関心を持った方など、ご自由にご参加ください。飛び入り参加、大歓迎です。事前の登録等も必要ありません。途中入退出も自由です。お気軽に、直接会場にお越しください。
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前回の公開学習会では、長年、原発の危険性に警鐘を鳴らしてきた、物理学者の小出裕章氏の著書を中心に学習会が行われた。その著書のなかで小出氏は、政府・財界・「御用」学者が唱える安全神話に対してひとつひとつ反証しながら、しかし、最後に次のように書き加えている点に、私は注目したい。すなわち、

「それでも原子力を捨てることができないのは、電力会社だけでなく三菱、日立、東芝といった巨大企業が群がって利益を得ているからです。次第に肥大してきた原子力産業は全体で「3兆円産業」と呼ばれるほどふくれあがり、すでに設置してしまった生産ライン、育成・配置してしまった人員も膨大です。もはやどうにも止まれない状態になってしまった。」(小出『原発のウソ』扶桑社新書 P163)
 
私たちはもはやここまで来てしまったのかと嘆息するほかはない。福島第一原発事故に直面しながらも、日本が「脱原発」へと舵を切ることができないことから生じる徒労感を覚えるとするならば、この期に及んでもなお、「原子力共同体」が確固として存立していることにあるのではないか。

 宇野重規・東大准教授は、「日本の原子力も、ひたすら邁進する自動機械のようになって、誰にも止められない。原子力専門家は『原子力村』と化し、素人は口を挟むなといわんばかりとなっていきます」と述べている(『朝日新聞』2011年5月21日)。
 
「原発震災」に遭遇して、改めて、私たちの安全・安心な暮らしのあり様に「原子力共同体」が深く根を張っていることに思い至る。私たちは、暴走するこの「自動機械」を本当に止めることができるのか。その“安楽死”は可能なのか。そう思うとき、この「原子力共同体」の形成過程をしっかりと見定める必要を痛感する。“敵”はいかにして生まれ、育っていったのか。その解明は、戦後日本の原子力導入・展開史の一端を知ることを意味しているだろう。

そもそも、戦後日本の原子力における「平和利用」は、1953年12月8日のアイゼンハワー米大統領による「Atoms for peace」(平和のための原子力)という国連演説から始まるとされている。その動きを相前後して、日本では、物理学者の武谷三男などの手によって「自主・民主・公開」という原子力平和利用三原則を高く掲げられることになった。しかし、結果として、その後の日本における原子力の「平和利用」はこの三原則を裏切る形で展開されることとなる。私は、「平和利用三原則」の蹂躙されていく過程を単純になぞるつもりはない。ただ、日本で初めて原子力予算を成立させた際に、推進派の中曽根康弘が口走ったとされている発言は、日本の「平和利用」の展開をある意味で象徴しているように、わたしは考える。すなわち、「学者がボヤボヤしているから札束で学者のホッペタをひっぱたいてやった」との発言は、原子力予算の突然の出現にただただ仰天するばかりの、当時の科学者たちに向けられた揶揄とばかりとは言えないだろう。戦後日本の原子力「平和利用」の歴史とは、日本人民の「ホッペタをひっぱた」かれていった過程でもあったとは言えないだろうか。そして、当然ながら、日本の原子力導入・展開は、第二次世界大戦後の冷戦下の、アメリカと日本の国家戦略に規定されていた、ということに、私たちは行き着くことだろう。

当日の報告では、まず、先述のアイゼンハワー大統領演説の真相を明らかにしたい。そして、「広島の人は世界に向って最も原子力の平和利用を叫ぶ権利がある」(中曽根康弘)という言説がそれなりに「歓迎」されて流通していった背景にある、「核兵器=絶対悪」と「原子力平和利用=繁栄」という構図が持つ波及力に言及したい。さらに、そして原発の立地周辺の住民が、表面的には「原発誘致反対」から「原発推進」へとスライドしていくことに典型的にあらわれている、日本人の原子力<受容>の歴史と仕組みを明らかにできれば、と思う。

・・・と私は意気込んで書いたが、準備がなかなか進まない。当日の報告で上述のどこまで言及できるか、心もとないが、最善を尽くしたと思う。奮っての参加をよろしくお願いします。

【文責:飯島】


2011年11月3日木曜日

次回は11月4日の公開学習会(第一回目)です

 会員の皆さん、本格的な秋が到来!食欲の秋、いやいや、皆さんは読書の秋ということで、日々研鑽に励んでいることと思います。

さて、次回は駒場祭のプレ企画として、公開学習会の第一回目をおこないます。詳細は下記となります。奮ってご参加ください。



〜〜〜「原発を取り巻く現実」

      ――公開学習会①〜〜〜



●場所 : 駒場キャンパス5号館518教室

●日時 : 11月4日(金) 

             18:30~21:00

●参加費 : 無料

●内容紹介:
 「今の放射線は危険レベルなのか?」「原発を止めたら電力は足りるか?」 京都大学・小出裕章氏の著書『原発のウソ』を手がかりに、日本の原発を取り巻く現実について、今後の課題や方向性を多面的に検討していく。

※参考文献:小出裕章『原発のウソ』
                          (扶桑社新書 2011年6月刊)

 原発をめぐる情報はあふれんばかり。特に今年の3月11日の福島第一原発事故以降、政府・マスコミは膨大な情報を流しています。しかし、残念ながら、その多くが原発の本当の恐ろしさを糊塗するものばかり。それらの言説や仕組みに対する疑問を、下記のように思いつくままざっと挙げてみても、様々あります。京都大学原子炉実験所の助教である小出氏の著作を手掛かりに、原発をめぐる言説のウソやカラクリの不当性を見破り、原発の恐ろしさに正しく向き合うことの大切さを学びます。

【疑問①】人間は、どれくらいの放射能の被爆で死に至るのか?
【疑問②】放射能は、外部被爆と内部被爆とでは、人体に与える影響はいかに違うのか?
【疑問③】専門家やマスコミが言うところの「ただちに健康に影響をおよぼしません」という表現の意味とは?
【疑問④】原発事故が起きても電力会社が損害のすべてを賠償しないで済む根拠とは?
【疑問⑤】電力会社が原発を造れば造るほど儲かるカラクリとは?
【疑問⑥】日本の電気料金が世界で一番高い理由とは?
【疑問⑦】電力会社が言うところの「原発は二酸化炭素を出さないクリーンな発電施設だ」という言説の真相とは?
【疑問⑧】専門家や電力会社が言うところの「化石燃料が枯渇するから未来のエネルギーは原子力しかない」という言説の真相とは?

 これらの疑問はほんの一例に過ぎません。皆さんは原発に対してどんな疑問を持っていますか? 当日の学習会では、参加者皆さんの疑問を出し合いつつ、議論を展開できればと思います。

 なお、一年生の方や、初めてこのブログを読んで関心を持った方など、ご自由に参加ください。飛び入り参加、大歓迎です。事前の登録等も必要ありません。途中入退出も自由です。
二~四年生や大学院生、留学生の方も大歓迎です。お気軽に、直接会場にお越しください。

【文責:飯島】

2011年10月12日水曜日

次回の読書会は10月21日(金)です。

会員の皆さん、こんにちは。そして秋合宿に参加された皆さん、お疲れ様でした。

さて、次回の現代社会研究会(現社研)は、ミーティングと読書会です。読書会の詳細は以下のとおりです。

●日時:10月21日(金曜日)18時30分〜

●場所;現社研の部室(キャンパスプラザB312 〔B棟 3階〕)

●テキスト;広瀬隆『福島原発メルトダウン』(朝日新書 2011年5月刊)

●今回取り扱う範囲:テキスト全部
 序章  原発震災がまた襲って来る 
     第一部 福島第一原発事故の「真相」
        第一章 津波に暴かれた人災
        第二章 東電・メディアに隠された真実
        第三章 放射能との長期戦
    第二部 原発震災、ここで阻止せよ
       第四章 巨大地震の激動期に入った日本
       第五章 「浜岡原発」破局の恐怖
       第六章 活断層におびえる「原発列島」
  終章 完全崩壊した日本の原子力政策

≪内容紹介≫
福島第一原発の惨状は目を覆わんばかりだ。原発震災を招いた原因は何なのか。「次」を防ぐ策はあるのか。

「揺れも津波も想定外」とする東電幹部や識者たち。しかし、時がたつにつれ「事故は人災」との指摘が強まっている。折しも列島は「地震激動期」に突入した。日本を救うために、原発震災の危険性をいち早く指摘していた著者が、「全原発を即、止めよ」と緊急警告する!!

●参加費:無料(ただし、テキスト代740円+税は自己負担でお願いします。あるいは図書館にて入手してください)

一年生の方や、初めてこのブログを読んで関心を持った方など、ご自由に参加ください。飛び入り参加、大歓迎です。なお、二~四年生や大学院生、留学生の方も大歓迎です。
【文責:飯島】

2011年7月29日金曜日

読書会とミーティングと前期納会のお知らせ

お疲れ様です。

8月4日に、下記の(1)~(3)を行います。

当日は、読書会とミーティングと納会の三つをおこないます。読書会からの参加が望ましいですが、夕方からの前期納会からの参加でも結構です。

また、わたしたちのサークル(東大・現代社会研究会)に関心のある方の参加も歓迎です。飛び入り参加や覗き見だけの方も大歓迎です。部室にて、サークル紹介をいたします。

振るっての参加をよろしくお願いいたします。

●日程:8月4日(木)13:00~

●場所:キャンパスプラザB312(部室)

●内容

(1) 読書会 
『自治行政と住民の元気』大森彌著、良書普及会刊)の231~250ページ
※テキストを持っていない方は、図書館で借りるなどして、該当箇所を読んできて下さい。

(2) サークルミーティング
※主な議題は、駒場祭企画についてです。今年の駒場祭ではどんな企画を行うか、各自で案を考えて下さい。

(3)前期納会(夕方頃から)
※ビールとソフトドリンクはこちらで用意しますので、皆で食べるものを1人1品、持ち寄って下さい。(原則として、食べ物の費用は各自の持ち寄りで相殺扱いとし、精算はしませんのでご了承下さい。)

以上。

2011年6月29日水曜日

次回の読書会は7月1日です。

皆様、むし暑い日々が続いていますが、元気でお過ごしでしょうか。
さて、次回の読書会は、前回に引き続き、斎藤貴男著の『安心のファシズム』を扱います。
新入生の方や、初めてこのブログを読んで関心を持った方など、気軽にご参加ください。
詳細は以下の通りです。

●日時
  7月1日(金)18:30~
●場所
  キャンパスプラザB棟3階・B312(現社研の部室)
●テキスト
  斎藤貴男『安心のファシズム』(岩波新書)
●今回取り扱う範囲
  第4章以降(117ページから最後まで)
●参加費
  無料(ただし、テキストは書店や図書館などで、各自で入手してください。)

それでは、皆様のご参加をお待ちしています。

【文責:須藤】

2011年6月14日火曜日

次回の読書会は6月17日です。

会員の皆さん、映画上映会ではお疲れ様でした。感想や意見などについて今後も活発に議論できれば、と思っています。

さて、次回の現代社会研究会(現社研)は、読書会です。詳細は以下のとおりです。

●日時;6月17日(金曜日)18時30分

●場所;現社研の部室(キャンパスプラザB312 〔B棟 3階〕)

●テキスト;斎藤貴男『安心のファシズム』岩波新書 2004年刊)

●今回取り扱う範囲:第一章から三章章まで
  :第一章 イラク人人質事件と銃後の思想
  :第二章 自動改札機と携帯電話
  :第三章 自由からの逃走
      
●参加費:無料(ただし、テキストは図書館か書店にてご自分で入手してください)

新入生の方や、初めてこのブログを読んで関心を持った方など、ご自由に参加ください。飛び入り参加、大歓迎です。なお、二~四年生や大学院生、留学生の方も大歓迎です。

『安心のファシズム-支配されたがる人びと-』

なぜ私たちは自由から逃走するのか?

著者である斎藤貴男氏は「日本工業新聞」記者、「プレジデント」編集部、「週刊文春」記者を経て、現在はフリージャーナリスト。

テキストのカバーの紹介文
<携帯電話、住基ネット、ネット家電、自動改札機など、便利なテクノロジーにちらつく権力の影。人間の尊厳を冒され、道具にされる運命をしいられるにもかかわらず、それでも人びとはそこに「安心」を求める。自由から逃走し、支配されたがるその心性はどこからくるのか。著者の長年の取材、調査、研究を集大成する渾身の書き下ろし。>

<独裁者の強権政治だけでファシズムは成立しない。自由の放擲と隷従を積極的に求める民衆の心性ゆえに、それは命脈を保つのだ。不安や怯え、恐怖、贖罪意識その他諸々――大部分は巧みに湯同された結果だが――が、より強大な権力と巨大テクノロジーと利便性に支配される安心を欲し、これ以上のファシズムを招けば、私たちはやがて、確実に裏切られよう。」(あとがき)より)

イラク人質事件の際に自己責任論が巷に流布した事情とは?自動改札機や携帯電話で「便利」になったつもりだが、その代わりに失ったものとは?愛国心教育や『心のノート』からみえる権力側のねらいとは? ファシズムはそよ風とともにやってくる。プライバシーの領域が失われることは、同時に表現の自由を失うことでもある。「自分は後ろめたいことをやっていなから、私生活を見られても平気!」と、はたして言い切れるだろうか? ともに、現代日本社会のあり方を議論したい。

【文責:飯島】