2011年11月3日木曜日

次回は11月4日の公開学習会(第一回目)です

 会員の皆さん、本格的な秋が到来!食欲の秋、いやいや、皆さんは読書の秋ということで、日々研鑽に励んでいることと思います。

さて、次回は駒場祭のプレ企画として、公開学習会の第一回目をおこないます。詳細は下記となります。奮ってご参加ください。



〜〜〜「原発を取り巻く現実」

      ――公開学習会①〜〜〜



●場所 : 駒場キャンパス5号館518教室

●日時 : 11月4日(金) 

             18:30~21:00

●参加費 : 無料

●内容紹介:
 「今の放射線は危険レベルなのか?」「原発を止めたら電力は足りるか?」 京都大学・小出裕章氏の著書『原発のウソ』を手がかりに、日本の原発を取り巻く現実について、今後の課題や方向性を多面的に検討していく。

※参考文献:小出裕章『原発のウソ』
                          (扶桑社新書 2011年6月刊)

 原発をめぐる情報はあふれんばかり。特に今年の3月11日の福島第一原発事故以降、政府・マスコミは膨大な情報を流しています。しかし、残念ながら、その多くが原発の本当の恐ろしさを糊塗するものばかり。それらの言説や仕組みに対する疑問を、下記のように思いつくままざっと挙げてみても、様々あります。京都大学原子炉実験所の助教である小出氏の著作を手掛かりに、原発をめぐる言説のウソやカラクリの不当性を見破り、原発の恐ろしさに正しく向き合うことの大切さを学びます。

【疑問①】人間は、どれくらいの放射能の被爆で死に至るのか?
【疑問②】放射能は、外部被爆と内部被爆とでは、人体に与える影響はいかに違うのか?
【疑問③】専門家やマスコミが言うところの「ただちに健康に影響をおよぼしません」という表現の意味とは?
【疑問④】原発事故が起きても電力会社が損害のすべてを賠償しないで済む根拠とは?
【疑問⑤】電力会社が原発を造れば造るほど儲かるカラクリとは?
【疑問⑥】日本の電気料金が世界で一番高い理由とは?
【疑問⑦】電力会社が言うところの「原発は二酸化炭素を出さないクリーンな発電施設だ」という言説の真相とは?
【疑問⑧】専門家や電力会社が言うところの「化石燃料が枯渇するから未来のエネルギーは原子力しかない」という言説の真相とは?

 これらの疑問はほんの一例に過ぎません。皆さんは原発に対してどんな疑問を持っていますか? 当日の学習会では、参加者皆さんの疑問を出し合いつつ、議論を展開できればと思います。

 なお、一年生の方や、初めてこのブログを読んで関心を持った方など、ご自由に参加ください。飛び入り参加、大歓迎です。事前の登録等も必要ありません。途中入退出も自由です。
二~四年生や大学院生、留学生の方も大歓迎です。お気軽に、直接会場にお越しください。

【文責:飯島】