2017年7月1日土曜日

次回の活動は7月5日(水曜日)の読書会です

 TOSMOSでは、7月5日(水曜日)に下記のとおり「読書会」をおこないます。

 「読書会」では、報告者がテキストについてのレジュメなどを作成して報告をおこない、その後でテキストの内容をめぐってみんなで議論します。

 次回のテキストは、清水幾太郎著「流言蜚語(りゅうげんひご)」です。

「読書会」では、テキストを事前に読んできて頂けると、より深い議論ができるので望ましいですが、テキストを読むことができなかった場合でも参加して頂いて大丈夫ですので、お気軽にご参加ください(テキストの入手方法については、下記の説明を参考にして、図書館で借りるか購入するなどして、各自で入手してくださ)。
 
 なお、次回の読書会が、夏休み前の最後の学習会・読書会となります。

 皆さんのお越しをお待ちしております。



日時:7月5日(水曜日)19時00分~20時30分頃まで

場所:東京大学駒場キャンパス内のキャンパスプラザB312(B棟3階 部室)
※東京大学駒場キャンパスは京王井の頭線駒場東大前駅下車すぐです。
※なお、部室のあるキャンパスプラザへのアクセスについては、下記のリンク先の地図を参考にしてください。
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_43_j.html
事前の申し込みは必要ありません。直接、会場(部室)までお越しください。
※部室は畳(タタミ)部屋となります。

テキスト:清水幾太郎著「流言蜚語」
ちくま学芸文庫の『流言蜚語』というタイトルの本に収録されている、冒頭から173ページまでの「流言蜚語」という著作を扱います(同書の174ページ以降の文章については、読書会では直接の対象とはしませんので、お間違えのないようご注意ください。)。

○テキストの入手にあたって:この「流言蜚語」という著作は、『清水幾太郎著作集』(講談社刊)の第2巻にも収録されていますが、現代通用している漢字及び現代かな遣いに改められた「ちくま学芸文庫」版のほうが読みやすいと思いますので、入手するテキストとしては、「ちくま学芸文庫」版を推奨します。

○次回(7月5日)扱うテキストの範囲:テキストの「流言蜚語」のすべて(第一部「流言蜚語と報道」と第二部「流言蜚語と輿論」)

報告者:TOSMOS会員

○テキストの内容紹介:「一片の流言はよく国を傾けることが出来る」。社会が危機に直面し、秩序が動揺したときに発生する流言蜚語は社会的政治的事実を主題とするが、民衆の生活と深く結びついている。それは通信・交通・報道の遮断によって途絶した情報への飢えを充たす報道形態である。本テキストは直接には二・二六事件直後の不安定な社会心理の分析を試みたものだが、その背景に関東大震災の体験があったことは無視できない。本テキストは流言蜚語の成立条件、構造、社会的機能を詳細にわたって分析した論考である。(ちくま学芸文庫のカバー解説より〔一部改変〕)

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 TOSMOSは、「現代社会リテラシー」を育むことをモットーに活動している、学術文化系サークルです。多くの情報が錯綜する現代社会において、世間に流されず主体的に価値判断するためのリテラシーを育むことを目指しています。そのため、授業やゼミで学ぶ専門的な学問内容の枠に収まらない、幅広い教養を身につける活動をしています。

 研究対象は、国際情勢、国内情勢、政治、経済、科学技術など、様々な分野に及びます。TOSMOSでは、それらの諸問題に関して、文献を読み、調べ、考え、議論します。もし多少でも興味がありましたら、一度わたしたちの活動を見学してみませんか? TOSMOSでは現代社会について一緒に研究する新入会員を募集しています。
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【文責:飯島】