2019年4月13日土曜日

4月15日(月)と4月19日(金)の新歓トークイベントのご案内

 わたしたちTOSMOSでは、新入生を歓迎するための企画として、4月15日(月曜日)4月19日(金曜日)には新歓トークイベントを開催します。詳細は下記のとおりです。

 新歓トークイベントは、講師の方にお話をしていただいた後、参加者の皆さんから質問できる時間も設けます。参加費は無料です。また、事前の申し込みは必要ありません。直接、会場までお越しください。新入生ではない学生の方もご入場できます。ぜひご参加ください。お待ちしております。

 また、企画終了後には、懇親会も行います(参加自由、新入生の方は無料)。懇親会への参加もあわせてご検討ください。

 なお、いずれの企画も会場は東大駒場キャンパス内5号館となります。東大駒場キャンパスは京王井の頭線駒場東大前駅下車すぐです。5号館へのアクセスについては、下記のリンク先の地図を参考にしてください。
https://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_04_j.html


何卒よろしくお願いいたします。

【新歓トークイベント(2) 「経済人」とは誰か?

※講師:重田園江氏(明治大学教授)

※日時:4月15日(月曜日)19時00分〜20時30分

※会場:5号館514教室(1階)

重田園江氏のプロフィール:1968年兵庫県西宮市生まれ。早稲田大学政治経済学部、日本開発銀行を経て、東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。現在、明治大学政治経済学部教授。専門は、現代思想・政治思想史。著書に『ミシェル・フーコー近代を裏から読む』(ちくま新書)、『社会契約論ホッブズ、ヒューム、ルソー、ロールズ』(ちくま新書)など多数。

内容紹介:近代の経済学は、人間が合理的に行動するという「経済人」の仮説の下で発展してきました。しかし、この人間像を巡っては18世紀以来現在まで多くの批判や懐疑が提起されています。「経済人」をめぐる概念の抗争を、近代思想史を再考しながら辿っていきます。

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【新歓トークイベント(3) デモクラシーと近代保守主義】

※講師:國分功一郎氏(東京工業大学教授)

日時:4月19日(金曜日)19時00分〜20時30分

※会場:
5号館514教室(1階)


國分功一郎氏のプロフィール:1974年、千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。高崎経済大学を経て、現在、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。専攻は哲学。著書に『スピノザの方法』(みすず書房)、『近代政治哲学自然・主権・行政』(ちくま新書)、『民主主義を直感するために』(晶文社)、『中動態の世界意志と責任の考古学』(医学書院)など多数。

内容紹介:立法権を通じて民衆が主権を行使する。こうした現代の「民主主義」には、実は近代政治哲学の欠陥が潜んでいると國分氏は指摘します。この企画では、民主主義や立憲主義、保守主義などの思想を生み出した近代政治哲学をふまえつつ、今日の民主主義の課題を探ります。

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 TOSMOSは、「現代社会リテラシー」を育むことをモットーに活動している、学術文化系サークルです。多くの情報が錯綜する現代社会において、世間に流されず主体的に価値判断するためのリテラシーを育む
ことを目指しています。そのため、授業やゼミで学ぶ専門的な学問内容の枠に収まらない、幅広い教養を身につける活動をしています。


 研究対象は、国際情勢、国内情勢、政治、経済、科学技術など、様々な分野に及びます。TOSMOSでは、それらの諸問題に関して、文献を読み、調べ、考え、議論します。もし多少でも興味がありましたら、一度わたしたちの活動を見学してみませんか? TOSMOSでは現代社会について一緒に研究する新入会員を募集しています。
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【文責:飯島】